動物が好きな方は一度はペットショップで働いてみたいと思ったことあるはずです。
私もその一人でした。
幼少期の頃から動物が大好きで動物園や水族館にもよく行きましたが、
身近に動物と触れ合えるペットショップに子供の頃は魅力を感じていました。
大人になって働いてみましたが、本当に動物が大好きな私には辛いと感じて辞めることにしました。
今回は、そんな働いてみたいと思っていた私が辛いと思って辞めた理由をご紹介します。
ペットショップで働くイメージは
癒されそう
毎日が楽しそう
なんて思われがちですが、
実際、そんな感情ばかりではありません。
命を扱っていると、辛いことも多いです。
あなたはなぜペットショップで働いてみたいと思いましたか?
この記事を読んで自分に向いているかどうか参考にしてみてください!

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ペットショップの店員が辛いと感じる理由7つ
私が実際に働いてみて感じた「ペットショップの辛い理由」を7つご紹介します。
ペットショップの店員が辛いと感じる時①生体販売の辛さ
命を売るということは辛いことでした。
命に値段が付いている、動物を売るということが私には辛かったです。
本当に大切にしてくれる方に決まったら嬉しいですが、商売だと全員がそうとは限りません。
衝動買いをする方や動物をプレゼントとして飼う人などもいます。
真剣に説明を聞いてくれる方や、お迎え後に相談に来られるくらい大切にして下さる方もいますが、飼ってからなんとかなると思っているからか、説明を全く聞いてくれない方もいます。
そんな方に売る自分が嫌になりました。
また、私個人にはありませんでしたが、聞いた話だと、個人でノルマがあるところもあるそうです。
ノルマがあると、スタッフたちは犬猫がお金にしか見えなくなる人もいるようです。
幸い、私が働いていたペットショップは、スタッフみんな、とても動物たちを大切にしてくれていて、同じ気持ちで働けていたので、その点は働きやすかったです。
ペットショップの店員が辛いと感じる時②生体管理の辛さ
毎日癒されてストレスなさそう
なんてよく言われます。
確かに動物たちのおかげで癒されますが、決して、簡単な仕事でも楽しいだけの仕事でもありません。
生き物なので汚い仕事も多いです。
ペットショップなので、たくさんのワンちゃんやネコちゃんのお世話があります。
接客、販売をしながらお世話や、時には体調の悪い子のお世話もあるなど、やることがたくさんあります。
他にも、爪切りやシャンプー、ブラッシング、お部屋の掃除、ご飯の準備、洗い物など業務はたくさんです。
体力のいる仕事なので、肉体的に辛い仕事でもあります。
ペットショップの店員が辛いと感じる時③命を扱う責任の辛さ
ペットショップは命を扱う仕事です。
かわいいから、動物が好きだからと、スタッフとして入ってくる方が多いですが、実際亡くなる姿を見たり汚い仕事だと知ると辞めていく方もいます。
社員やアルバイトだからと関係なく、命のお世話をしているので責任は変わりません。
日々観察して、少しの変化にも気づく必要があります。
特に、子犬や子猫なので、変化に気づくのが遅れてしまうと、亡くなってしまう場合もあります。
ペットショップ店員になるには、責任感のある方や、観察力が優れている方が向いていると思います。
ペットショップの店員が辛いと感じる時④接客業の辛さ
非常に覚えることが多いです。
保険の説明
動物の知識
商品の知識
フードの知識
ペットの美容の知識
レジ操作
電話応対
商品の発注方法
販売・接客方法
など業務はまだまだあります。
動物についてや商品についての電話は毎日あります。
他にも、
服やハーネスの犬種ごとのサイズ
シャンプーなどの用品
も詳しくなければなりません。
ペットをお迎えする方は不安を抱えている方が多いです。
その為、スタッフが不安そうに話してしまうと、ペットのお迎えを考えている人にも不安を感じさせてしまいます。
そうならないためにも日々、動物の勉強が必要です。
ペットショップの店員が辛いと感じる時⑤対応とクレーム処理のストレス
ペットショップの店員は、顧客対応とクレーム処理で大きなストレスを抱えます。
顧客からは、ペットの健康やケア方法に関する詳細な質問が多く、これには広範な知識と丁寧な対応が求められます。
また、価格や倫理的な問題に関する不満もあり、様々な角度からのクレームに対応する必要があります。
特にクレーム対応は精神的に負担が大きく、理不尽な非難や感情的な問題に冷静かつ専門的に対処することが求められます。
これらの対応には、高いコミュニケーションスキルと問題解決能力が必要で、店員のストレス源となることは間違いありません。
ペットショップの店員が辛いと感じる時⑥休暇の取りづらさと労働環境
ペットショップで店員たちは、お休みを取るのが難しいです。
小さなお店では特に、人手が足りず、休みたくても休めないことが多いです。
動物のお世話が必要なため、休日でも出勤することがよくあり、自分の時間が持てないことがストレスになります。
また、長時間働くことや体を使う仕事が多く、心と体の両方が疲れやすいです。
動物を愛する人にとっては、動物の売買や健康問題が心の負担になることもあります。
働く人たちが健康で、心も元気でいられるように、適切に休む時間を作ったり、心のケアをすることがとても大切ですよね。
ペットショップの店員が辛いと感じる時⑦動物との別れの辛さ
ペットショップの仕事は、動物たちとの別れが心理的に大きな影響を与えます。
動物たちは商品として扱われ、新しい飼い主のもとへ行く運命にあります。
従業員は、動物たちとの別れを経験する度に、喜びと寂しさを感じます。
これは、家族の一員を送り出すような感覚で、仕事として割り切るのは簡単ではありません。
動物たちと長い時間を過ごすほど、愛着や情が湧きます。
新しい飼い主が見つかるのは喜ばしいことですが、長く世話をしてきた動物との別れは心に重くのしかかります。
特に動物が好きな人にとっては、この別れはより辛いものです。
ペットショップでの仕事は、動物たちとの別れを乗り越え、彼らの幸せを願いながら、日々の業務をこなすことが求められます。
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ペットショップは辛い!でも動物関係で働きたいと思う方へ
ペットショップは動物が好きな方には辛く感じるかも
実際、私は辛くて辞めてしまいました。
私は動物を商品として見ることができませんでしたし、動物たちを売ることが辛かったです。
動物たちに値段をつけて売ることも辛いですが、ずっとペットショップに残っているのも辛く、早く良い飼い主さんを見つけてあげなきゃという思いで働いていました。
動物のためになる職業とは?
ペットショップで働くことを悩んでいるけど動物が好きという方
ペットのためになるお仕事がしたい
野生動物のためのお仕事がしたい
などの考えがあれば、
ペットショップ以外にも、たくさんのお仕事があります。
動物と直接関わる、トレーナーさんやトリマーさん、動物看護士さんや
動物と直接関わりがなくても、環境のために活動をしている企業さんもいます。
動物が好きであれば、動物のためになる職業を探してみるもの1つの方法かもしれません。
関連記事>>【2023年最新】転職エージェント・転職サイト比較おすすめランキング
ペットショップは辛いだけじゃない!
ペットショップで働いて良かった点
これまで、ペットショップで勤務していて辛かった経験をお話してきましたが、経験してきて良かったと思える点もあります。
それは、ペットフードや商品について詳しくなることです。
そのおかげで、お家のペットたちの健康に役立っています。
また、ペット保険にも詳しくなるので、ペット保険の大切さを学びました。
あなたの天職は?今の年収は妥当?
まとめ
ペットショップは、好きなことを仕事にしている、癒されて楽しそうなど、そんなイメージを持たれがちですが、実際は癒しや楽しいだけではありません。
幅広い業務をこなしながら、広い視野を持って動物たちのお世話をしながら、販売をしなければなりません。
販売業なので、売り上げが大切です。
その為、動物たちを売らなければなりません。
それは十分理解できますが、だからといって、ちゃんとお世話ができるか心配な人たちにも売るということは、私には難しかったです。
ペットショップで働いて、気持ちが辛いと感じることもありました。
ですが、ペットショップで働いたからこそ、これまで知らなかった用品のことが詳しくなりました。
ペット保険の存在すらあまり知らなかった為、ペット保険の大切さを学ぶことができました。
この経験はとても良い経験でした。
動物と関わる仕事や動物のためになる職業はペットショップだけではありません。
ペットショップで働くかどうか悩んでいる方は、他の職業も調べてみるといいでしょう。
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