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【助産師が解説!!】妊娠何か月まで立ち仕事ってしていいの?

仕事の悩み

「妊娠しているけど、私って妊娠何か月まで働けるんだろう?」

「立ち仕事もしているし、自分の身体や赤ちゃんに影響がないか少し心配…。」

そう不安に思いながら働いていませんか?

私の職場でも、自分の体調や赤ちゃんを気づかいながら、何とか立ち仕事を続けていた同僚がいました。

妊娠すると体調や体形の変化もあり、今まで通りに仕事ができるか心配になりますよね。

立ち仕事となると身体への負担が大きくなる作業もあり、自分の身体だけでなく赤ちゃんへの影響も気になるところ。

この記事では助産師・看護師として10年以上勤務し、2000人以上の妊産婦さんのケアをしてきた私が、妊娠何か月まで立ち仕事ができるか解説しています。
立ち仕事を続けるにあたっての注意点やアドバイスなどもありますので、是非参考にしてみてくださいね!
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立ち仕事は妊娠何か月まで大丈夫?

妊婦さんが立ち仕事をするのは良いのでしょうか?

結論から言うと、「妊娠経過に問題がなく、自分の体調も働くにあたって問題がない場合」は可能でしょう。

妊娠経過と体調が順調であれば産休まで働けますし、希望があれば出産ギリギリまで働けます。

しかし前述した通り、妊娠中は初期から後期にかけて様々なマイナートラブルが現れることも。

また、産科的な問題が発生して医師に安静を指示された場合は、そちらを優先する必要があります。

立ち仕事を続けることでご自身の体調が悪化してしまうようなら、職場の方と相談しながら働く期間を決めていきましょう。

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いつまで仕事を続けられる?

そもそも妊娠さんはいつまで仕事を続けられるのでしょうか?

雇用形態に合わせて解説します。

①正社員の場合

正社員で働いている場合、多くの会社に産休・育休制度があります。

産休は産前休暇と産後休暇に別れており、産前休暇は出産予定日の6週間前から取得できます(多胎妊娠の場合は出産予定日の14週間前)

すなわち、単胎妊娠の場合は妊娠34週(9か月)から、多胎妊娠の場合は妊娠26週(7か月)から産休に入れます。

産前休暇は会社に申請して取得可能になるので、必ずしも上記の週数で産休に入る必要はありませんが、おおむね規定通りの週数で産休に入る人が多い印象です。

②パート・アルバイトの場合

パートやアルバイトなどで働いている場合、産休・育休制度を非正規雇用の人に適応している会社としていない会社があります。

非正規雇用の人でも産休・育休を取得する権利はありますが、採用している会社が少ないようです。

そのため、産前休暇の時期に仕事を辞める人もいますし、出産ギリギリまで働く人もいます。

③自営業・フリーランスの場合

自営業やフリーランスで働いている場合、産休・育休制度を取得することができません。

ご自身のコンディションを見ながらお仕事をする形となります。

上手く仕事を調整しながら出産ギリギリまで働く人もいますし、体調を考えて早めに仕事をお休みする人もいます。

 

ご自身の体調もそうですが、今後の経済状況も不安になるかと思います。

ご家族ともよく相談しながら、働く期間を決めていきましょう。

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立ち仕事をしていた妊婦さんの体験談

それでは、実際に立ち仕事をしていた妊婦さんの体験談をご紹介します。

☑1日5、5時間の立ち仕事のパートを35週目まで働いた

今33週目に入ったとこです。三人目になります。 昼に1時間休憩がありますが、一日5.5時間の立ち仕事のパートをしてます。 結構動き回るし、しゃがむこと、少し重いものをもつこともあります。 予定日の2週間前までは働けるかなと思っていましたが、 後期に入って、お腹も張ることがあり、今月いっぱい(35週目に入る頃)にしました。(以下略)

引用元:Yahoo!知恵袋

ウエイトレスを出産3週間前まで働いた

私は2人目の時 喫茶店のウエイトレスを 出産3週間前まで働いてました。 ずっと立ち仕事で 労働時間は5時間です。 先生に動きなさいと ずっと働くのを勧められてました。 妊娠の経過が順調だったのだと思いますが、無理はしていませんでした。

引用元:Yahoo!知恵袋

☑イベントコンパニオンで長時間のハイヒールが辛く、妊娠3ヶ月になる前に退職した

引用元:Yahoo!知恵袋

☑つわりが酷く、妊娠2ヶ月で退職した

つわりが酷くなったため、妊娠2ヶ月で辞めてしまいました(;_;) 母や周りの友人達は臨月まで働いていたので、自分もそのつもりでしたが…ちょっと残念でした。

引用元:Yahoo!知恵袋

☑産前8週まで看護師として働いていた

看護師として、産前8週まで働いていました。 夜勤はしてませんでしたが、普通に検温したり、体を拭いたり、オムツを替えたりなどなど。 忙しいときは、1日1万歩くらい歩いてましたよ~。

引用元:Yahoo!知恵袋

皆さん、様々な状況でお仕事をされていましたね。

どの妊婦さんもご自身の妊娠経過と体調を考えながら、どこまで仕事をするか決められていたようですね。

 

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立ち仕事中に気を付けておきたいこと<症状編>

ここでは立ち仕事中に気を付けておきたいことをご紹介します。

まずは症状編です。

①つわり

妊娠初期にはつわりの症状が出る人がいます(個人差はありますが7週~11週頃)。

食事が思うように食べられなかったり、吐きづわりで水分もやっと飲める程度、身体がダルくていつも眠い、逆に寝付きが悪くて睡眠不足、など症状は人それぞれ。

更に妊娠初期はホルモンバランスの乱れもあり、立ちくらみや低血圧で倒れてしまう人もいます。

そんな中で電車や車に乗って出勤し、勤務するのはとても大変ですよね。

つわりの症状が重い場合は無理をせず、職場の方に相談して一時的に休職する方法もあります。

必要であれば医師に診断書を書いてもらいましょう。

 

②お腹の張り、痛み

これは全ての妊娠期間で注意が必要な症状です。

お仕事中、お腹がパツっとして触るととても硬かったことはありませんか?

さらに生理痛のような下腹部の痛みはありませんか?

このような症状があった場合、放置しておくと切迫流産・早産となる可能性があります。

休んで落ち着くようであれば様子を見て良いですが、休んでも落ち着かない、お仕事中に頻繁に症状が出る場合は、かかりつけの産婦人科に相談をしましょう。

切迫流産・早産と診断されれば、自宅安静または入院となります。

 

③出血

こちらの症状も全ての妊娠期間中で注意が必要です。

妊娠が判明してから妊娠12週頃までは、まだ不安定な時期なので時々出血する場合もありますが、胎盤が完成する妊娠16週以降は、基本的には出血は見られません。

お腹の張りや痛みに関わらず出血が見られた時は、すぐにかかりつけの産婦人科に相談をしましょう。

 

④胎動

胎動はおおむね妊娠20週前後から感じられるようになります。

妊娠30週以降では日々胎動がわかるようになります。

仕事が忙しく業務に集中していると、胎動のことを忘れてしまうかもしれません。

また、お腹が張っていると胎動が感じにくい場合もあります。

1日の中で胎動を感じなかったら、一旦身体を楽にしてお腹に集中してみてください。

その時に赤ちゃんの動きがわかれば問題ありません。

1時間近く集中しているけど胎動がわからない、いつもより動きが鈍いなどあれば、かかりつけの産婦人科に相談してください。

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立ち仕事中に気を付けておきたいこと<業務編>

次に業務編をご紹介します。

①重労働は避ける

妊婦さんの重労働は身体へ大きな負担がかかります。

足腰の痛みだけでなく、お腹の張りなどにもつながる場合があります。

重いものを持ったり、無理な体勢で仕事を続けることは出来るだけ避けましょう。

高い場所にのぼったり、急いで走ったり、すべりやすい足元の不安定な場所などは、転倒・転落の危険性もありますので注意してくださいね。

②休憩できる時間やスペースを確保してもらう

立ち仕事だけに限らないのですが、ずっと同じ体勢で仕事をしていると、身体に負担がかかってお腹の張りにつながる場合があります。

そのため忙しくない時間帯は座らせてもらったり、こまめに身体を休める時間を確保できると安心です。

身体を横に出来るスペースがあると、足や腰の辛さを回復できるかと思います。

職場の方に配慮してもらえるかどうか相談してみましょう。

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立ち仕事の負担を軽くするワンポイントアドバイス

忙しいとなかなか休憩を取れない日もありますよね。

そんな辛い立ち仕事の負担を少しでも軽くするための対策をお話ししていきます。

①腰痛予防

どんどんお腹が大きくなっていくと、悩まされるのが腰痛です。

立ち仕事となると腰が割れそうになるくらい辛くなってしまいますよね。

身体のバランスを保とうとするため、妊婦さんはどうしても反り腰になってしまいます。

そんな時にオススメなのが骨盤ベルトと妊婦帯(腹帯)です。

骨盤ベルトは骨盤をサポートして腰痛を予防してくれる効果があります。

腹帯は大きくなったお腹を下から支えてくれるので、腰への負担が軽減されます。

2つとも装着する場所が大事になりますので、気をつけてくださいね。

☑トコちゃんベルトⅡ

☑ワコール腹帯

②足のむくみ予防

立ち仕事をしている人は、時間と共に足のむくみも辛くなってきますよね。

妊婦さんはお腹が大きくなっていくと、下半身の血流が滞りやすくなってしまいます。

すると足がむくみやすくなったり、下肢静脈瘤が出てしまう人もいます。

そんな時にオススメなのは、着圧ソックスです。

ほどよい締め付けでふくらはぎの血流を促進してくれて、むくみや静脈瘤の予防になります。

私の職場の先輩は、足の付け根まである長い医療用の着圧ストッキングを履いて仕事をしていました。

市販のものでも十分ですので、好みや足の状態に合わせて着圧度合いを選んでいただければと思います。

☑メディキュット

③背中の痛み、足のこむら返り予防

前述しましたが、お腹が大きくなると妊婦さんは反り腰になり、腰痛や背中の痛みなどの不調が出てしまいます。

足への血流が滞ることによってこむら返りを起こす妊婦さんも多いです。

このような不調を予防・改善するために、3cm程度のヒールがある靴を履くことがオススメされています。

ヒールがあることで足関節の筋肉と腰への負担が軽減されて、こむら返りや背中の痛みも少なくなる可能性があると言われています。

ピンヒールよりヒールの太いチャンキーヒールやインヒールが安定感があって良いですね。

フラットシューズに慣れている方はそのままでも良いと思いますが、妊娠前に高いヒールを良く履いていた人がいきなりスニーカーなどを履くと、逆に足が疲れてしまうとも言われています。

ご自身の生活スタイルに合わせて試してみてくださいね。

☑3cmヒール

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妊婦さんが仕事を続けるために考えておきたいこと

出産まで不安なく仕事を続けていくために、考えておきたいことをご紹介します。

①職場の上司や同僚に妊娠していることを伝える

一緒にお仕事をされている人へ妊娠を伝えることはとても大事です。

知らないうちに無理をさせてしまって、体調が悪化したり赤ちゃんへ影響がある症状が出てしまっては大変です。

妊娠がわかり母子手帳をもらえる時期まで赤ちゃんの成長が確認出来たら、せめて職場の上司には報告しても良いかと思います。

その後タイミングを見て同僚に伝え、仕事内容などを配慮してもらう場合がある旨も話しておきましょう。

②母性健康管理指導事項連絡カード(母健カード)の活用を検討する

働く妊婦さんが安心して仕事をできるように「母性健康管理指導事項連絡カード」というものがあります。

妊娠によって生じる様々な症状や合併症によって、医師や助産師が今まで通りの勤務が難しいと判断した場合、このカードを会社等に提出して勤務緩和などの措置が受けられるように活用するものです。

時差通勤や休憩に関する措置、作業の制限、勤務時間の短縮などを申し出ることができます。

つわりで体調が悪い、動機や息切れがつらい、お腹が張りやすいなどの不安な症状があれば、医師に相談して母健カードを記入してもらってください。

こちらも参考にしてみてくださいね! ⇒ 厚生労働省委託 母性健康管理サイト

③有休消化も利用して早めに産休に入るのもあり

同じ職場で長く働いている人は、消化できていない有給休暇が残っていませんか?

そのような場合は産前休暇の前に有給休暇を使用して、長めにお休みを取る方法もあります。

私の職場の同僚も未消化の有給休暇が1ヶ月分あったため、消滅する前に全て使ってかなり早く産休に入っていました。

身体的にも精神的にもかなり余裕を持って妊娠期間を送れたと言っていました。

ご自身の妊娠経過や体調によって、早めに産休に入るのも全然アリだと思います。

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まとめ

●妊婦さんの立ち仕事は妊娠何か月まで?

妊娠経過に問題がなく、自分の体調も働くにあたって問題がなければ出産ギリギリまで立ち仕事はできる。

●妊婦さんはいつまで働ける?

雇用形態によって様々なので会社の規定の確認を。

自営業、フリーランスは自分のコンディションで調整を。

●立ち仕事で気を付けたいことは?

つわりによる体調不良、切迫症状、出血、胎動には注意。

重労働は避け、休憩できる時間とスペースの確保を。

●立ち仕事の負担を減らすには?

骨盤ベルトや妊婦帯、着圧ストッキングを試してみて。

ローヒールの靴も効果アリ!

●妊婦さんが安心して仕事を続けるには?

職場に妊娠の報告をし、必要であれば母健カードの活用も検討して。

有給休暇を利用して早めに産休に入るのもアリ!

 

妊娠何か月まで立ち仕事をできるかお話してきました。

妊娠経過はとても個人差があり、感じる症状やその頻度・辛さなども様々です。

1つの小さな命を守りながら働き続けるのはとても気をつかうかと思います。

ご自身の体調やご家族、職場の人とよく相談しながら、働く期間を決めてみてくださいね。

楽しく妊娠生活を過ごされて、元気な赤ちゃんに会えますように!!

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