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看護師なのに注射の練習をしても怖い!!その原因と克服方法とは?

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看護師

日々行う看護師の仕事として、注射や採血は代表的な業務です。

学生時代や新人研修の時に練習してきたけど、やっぱり注射をするのが怖いと思うかもしれません。

「先輩や患者さんに怒られてしまったらどうしよう…。」

「そもそも人に注射をするなんて怖い…。」

経験が浅いとこのように思ってしまうのも無理ありません。

私も新人の頃は何回も注射や採血を失敗し、患者さんに苦笑いされ、先輩にも注意を受けてきました。

そうするとどんどん自信もなくなってしまい、やりたくなくなってしまいますよね。

この記事では、看護師として10年以上勤務し、新人・後輩指導にも多く携わってきた私が、注射を練習しても怖いと思ってしまう原因や、その克服方法をご紹介しています!

1つのアドバイスとして、参考にしていただければと思います。

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【看護師】注射を練習しても怖いと思ってしまう原因

看護学生の時に学内実習で模型の腕を使って、注射や採血の練習をした経験ってありますよね。

私の学生時代は、学生同士で注射や採血をお互い打ち合いっこして練習していました。

看護師として入職した後も、新人研修で注射や採血の練習は必ず行う職場が多いと思います。

そのように注射の練習を積み重ねてきたけれども、怖いと思ってしまう原因とは何でしょうか?

注射を練習しても怖いと思う理由①失敗が怖い

看護師が注射を練習しても怖いと思ってしまう理由1つ目は、失敗が怖いです。

この思いはどんな看護師でも抱いているかと思います。

注射を何回も失敗して痛い思いをさせてしまうのは申し訳ないですよね。

「失敗しないでよ?」とか「私の血管、難しいみたいなんですよ」なんて患者さんから言われてしまうと、プレッシャーで余計に失敗が怖くなってしまいますよね。

このように失敗するかもしれないという不安が、怖いと思う原因になってしまいます。

注射を練習しても怖いと思う理由②患者さんに注射をするのが怖い

看護師が注射を練習しても怖いと思ってしまう理由2つ目は、患者さんの注射するのが怖いです。

注射や採血は患者さんに侵襲を与えるものです。

その行為を許されているのが私達看護師をはじめとする医療従事者です。

人の身体に針を刺すなんて、看護師になるまでは考えられませんでしたよね?

しかも研修の時は練習、患者さんの時は本番ですよね。

患者さんに針を刺す緊張感が、怖い思いにつながる原因にもなっています。

注射をしても怖いと思う理由③針先や血液を見るのが怖い

看護師が注射を練習しても怖いと思ってしまう理由3つ目は、針先や血液を見るのが怖いです。

細い針先が怖い先端恐怖症や、血液を見ると血の気が引いてしまう人もいるかもしれません。

元々怖いと思っているものが原因で注射そのものの怖さにつながっていることもあります。

注射器の使用は看護師の業務では日常茶飯事ですし、注射や採血以外でも血液を見る機会はかなり多いです。

そのため病院で看護師として勤務するには支障が出てしまいますので、働き方を考えていく必要があります。

【看護師】注射の中でも特に怖いと思ってしまう注射とは?

看護師の行う注射は色々な種類があります。

静脈注射(採血・点滴)、皮下注射、筋肉注射、皮内注射の4種類が代表的な注射です。

この中でも難しいのが静脈注射(採血・点滴)でしょう。

なぜなら、静脈注射は目では見えない良い血管を見つけて、血管を突き抜けないように針を刺さなければならないからです。

一方、皮下注射や筋肉注射、皮内注射は、各部位に薬液を注入する注射です。

そのため注射する場所と注意事項をしっかり確認すれば、あとは薬液を注入するだけです。

手探りで血管を見つけて針を刺す静脈注射は、注射の中でも怖いと思ってしまう技術ではないでしょうか。

【看護師】注射をするのが怖いと思う患者さんとは?

ただでさえ怖い、難しいと身構えてしまう静脈注射ですが、より難易度をあげてしまう患者さんっていませんか?

私が実際に経験してきた患者さんのお話も交えて紹介していきます。

看護師が注射をするのが怖いと思う患者①血管が全く見えない・触れない

看護師が注射をするのが怖いと思う患者さん1つ目は、血管が全く見えない・触れないです。

パッと見て血管が全く見えない患者さんはよくいますが、指で触って探してもなかなか血管が見つからない人がいます。

血管の走行はかなり個人差があるので、採血や点滴に適している血管が皮膚の奥にある場合もあります。

また、肥満の患者さんは皮下脂肪が厚いため、元々触れるはずの血管が全く触れないことも多々あります。

私の職場では健康診断の際に、病棟の看護師同士であらかじめ採血をして行くのですが、同期の血管が本当に見えなくて毎回苦戦していました。

最終的には手背(手の甲)から取らせてもらうことも。

看護師同士ということもあり、より緊張と失敗できない怖さがありましたね。

看護師が注射をするのが怖いと思う患者②血管に弾力がない

看護師が注射をするのが怖いと思う患者さん2つ目は、血管に弾力がないです。

若い患者さんだと血管に弾力があって触るとわかりやすいので、注射をしやすい傾向にあります。

一方で高齢や動脈硬化が進んでいる患者さんは、血管がもろく硬いため血管内に針を刺したと思っても突き破ってしまいやすいです。

そのため点滴が漏れてしまったり、青あざになってしまったりと患者さんに負担をかけてしまいます。

私も高齢患者さんの採血をしましたが、若い人に比べると難しかったですね。

皮膚の弾力もなくなっているので、血管を見つけるのがより大変でした。

看護師が注射するのが怖いと思う患者③血管が細い

看護師が注射をするのが怖いと思う患者さん3つ目は、血管が細いです。

血管がとても細い患者さんってたまに見かけますよね。

特に若い女性はその傾向があるように思います。

また、つわりの妊婦さんや熱中症で脱水傾向にある患者さんは、水分がないため血管が細くなってしまい触れにくいことが多いです。

私は産婦人科での勤務経験もありますが、つわりの妊婦さんの点滴には本当に苦労しました。

つわりで辛いところを何回も点滴の針を刺して失敗しないように、かなり時間をかけて良い血管を見つけて1回で成功するように努力していました。

看護師が注射をするのが怖いと思う患者④血管が蛇行している

看護師が注射をするのが怖いと思う患者さん4つ目は、血管が蛇行しているです。

血管が細い方は前述していますが、血管の走行は個人差があります。

まっすぐな血管が多い人もいれば、蛇のようにくねくね曲がった血管が多い人もいます。

蛇行している血管が多いと、点滴の針を留置できずに血管を突き破ってしまいます。

そのためまっすぐな血管が見つからない患者さんは、かなり難しいと思います。

【看護師】注射を練習しても怖いという気持ちを克服する5つのコツ!

注射の練習をしても怖い、患者さんに対して注射をするのが怖いという気持ちをどうやったら克服できるのでしょうか?

ここでは5つのコツをご紹介していきます!

コツ①イメトレをする

まずは看護技術の手順を覚えて、注射の流れを把握する必要があります。

なぜなら、手順がしっかりしていないと患者さんへ安全な看護ケアが提供できません。

そして自分自身も手順を覚えてないと、不安になり注射が怖いという思いへつながってしまいます。

注射のマニュアルを頭に入れ、何回もイメトレすることがと大事です。

コツ②経験を積む

注射の手順を覚えたら、練習あるのみ!

やはりたくさん経験を積まないと、看護技術は上達していきません。

同期や先輩に練習相手になってもらい、どんどん上手になりましょう!

成功するアドバイスをたくさんもらえますよ。

コツ③成功体験を重ねる

成功体験を重ねていくことはとても重要です。

なぜなら、自分の看護技術に自信をつけることが今後の看護師人生に大きく影響するからです。

前述したとおり、患者さんの中には注射や採血が難しい人がいます。

いきなりその患者さんの注射はとても緊張しますし、プレッシャーですよね。

まずは注射や採血をしやすい患者さんを担当しましょう。

注射をしやすい=太くまっすぐで弾力があり、動かない血管です。

患者さんに注射や採血をする状況にも慣れていき、成功体験を積んでいきましょう!

コツ④ペンで下書きさせてもらう

どうしても血管が見にくい場合は、ペンで下書きさせてもらうのも1つの方法です。

私自身もこの方法を実践していた1人でした。

指では触れるのにいざ針を刺そうとすると、どこに刺せばいいかわからなくなってしまうんですよね。

失敗するよりは下書きさせてもらって確実に刺せる方が良いかと思います。

または、患者さんの腕のほくろやキズなどを目印にするのも良いかもしれませんね!

コツ⑤使いやすい注射器や針を選ぶ

注射器や針の種類も自分のやりやすいものを選びましょう。

なぜなら、慣れている注射器や針の方が成功率は上がるからです。

真空管での採血は逆血がわかりにくいので、通常の注射器をおすすめします。

また、長い針だと血管を突き破りそうで怖い場合は、針先の短い翼状針を使って採血するのもおすすめです。

点滴の針を留置する場合は、逆流防止弁付きの針を使ってみましょう。

防止弁がないと血管に針を刺した瞬間に血液が流れ出てきて慌ててしまいます。

私もよく患者さんの腕やシーツを血まみれにして失敗していました。

針や注射器の使いやすさもとても重要ですね。

看護師が注射をしなくてもいい職場ってある?

看護師が注射をしなくてもいい職場ってあるのでしょうか?

克服の方法をご紹介してきましたが、やっぱり注射をするのが怖いと思う人もいますよね。

また、針先や血液が怖くてなかなか克服が難しい場合もあります。

そのような状況だと病棟で看護師として働くのは大変でしょう。

ですが、看護師は病院だけでなくても働ける場所があります。

注射や採血をしなくても働ける職場を一部ご紹介します。

・保健所
・保育園
・デイケア・デイサービス
・訪問入浴
・精神科、回復期リハビリ科のクリニック
・企業看護師
・ツアーナース
配属される部署や患者さんの病状にもよりますが、上記の職場は基本的には注射や採血が少ないところです。
ですが新人や病棟での経験年数が浅い場合は、転職が難しい可能性もあります。
採用情報をよく確認してから転職を考えてみてくださいね。

まとめ

●看護師が注射を練習しても怖いと思ってしまう原因
→失敗が怖い、患者さんに注射をするのが怖い、針先や血液が怖い

●看護師が特に怖いと思ってしまう注射は?
→1番技術が必要なのは静脈注射(採血・点滴)

●看護師が注射をするのが怖い患者さんは?

→血管が見えない・触れない、弾力性がない、細い、蛇行している

●看護師が注射をする怖さを克服する5つの方法!
①注射の手順を頭に入れてイメトレをする
②練習をたくさんして経験を積む
③注射しやすい患者さんで成功体験を重ねる
④わかりにくい血管はペンで下書きorほくろなどを目印に
⑤注射器や針の種類を選んで使う

●看護師が注射をしなくてもよい職場ってある?
→保育園やデイサービスなどあるが、時には注射をすることも。
経験が浅いと就職できない場合があるのでしっかりとリサーチを!

 

看護師が注射を練習しても怖いと思ってしまう原因と、その克服方法をご紹介してきました!

看護師にとって注射や採血は、日々行う業務といっても過言ではありません。

ですが患者さんに侵襲を与えるので、怖さや緊張を感じてしまうのもとてもよくわかります。

技術に自信が持てないと怖さや緊張がずっと残ったままになってしまいます。

たくさん練習して怖いという思いをなくし、患者さんに注射ができるように祈っています!!

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